一人部屋

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ありふれたせかいせいふく 小説1

気分で書いていきます。
自己解釈です。

登場人物
みく(♀)
    主人公    
    今は普通の女子高生
    鼻のところに絆創膏をつけている
    ある秘密がある    
ぐみ(♀)
     みくの友達

始まります…。



「おはよう!みく!」
教室に入ってきた少女は私に声をかけた。
「!! …駄目だよ。ヤツらが見てるかもしれない…。」
「ん…?あぁ!?そっか!」
そういって、口を手で塞いでいるのは、ぐみ。同い年の友達だ。
"ヤツら"とは、この国を治めている王のテシタ達だ。この国の王は、変な決まりを出しては、人々を困らせている。つい最近は、「おはよう」を使うな、という決まりを作った。…そのせいで今も私の友達は口を塞いだままな訳である。
「ぐみ…。」
「ふぁに?(なに?)」
「いつまでやってるつもり?」
「ん?もういいかな?ここにはヤツらはいないみたいだし。ほんと困るよね!?王サマも。変な決まりばっかり!どーせなら、勉強をするな、みたいな決まり作ってくんないかな〜。」
「ムリだと思う…。」
「みくったら…。ちょっとは夢みようよ!あっ、カタツムリきたよ!」
カタツムリとは、私達のクラスの担任のことで、行動がおそくてカタツムリに似ているからそう呼ばれている。カタツムリは狭い教室にのろのろと入ってきながら
「はーい、今から国王様についての抜き打ちテストを行いまぁす。」と聞いているコッチがイライラするほどゆっくりとしゃべった。生徒達はあきらかに嫌そうな顔をして舌打ちをしている。まぁ、生徒達といっても10人ぐらいだ。ここみたいなバカでしかも田舎にある高校には、あまり受験する人達がいなかったのだろう。まぁ、私は家から近いからここに来ただけでそんなバカじゃない。むしろ成績はいい方だ。
「先生"国王様についての抜き打ちテスト"ってなんですか。」






続く…かも←